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12月

AERA dot (2019/12/28)

「ヤクザと憲法」(2016年)や「人生フルーツ」(2017年)など、テレビ発のドキュメンタリー映画で異例の快進撃をつづける東海テレビの最新作「さよならテレビ」が2020年1月2日から東京、名古屋で劇場公開されました。

この映画の後半に、なんと〈弱いロボット〉も、ちゃっかり出演を果たしております!  (まぁ、取材風景の一部として登場しただけなんですが、なかなかいい感じの活躍だったのではないかと…)

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いまテレビは誰の味方なのか? 異色のドキュメント「さよならテレビ」

(AERA dotの記事は、こちらです)

──映画の後半で、局の看板だったニュース番組のメインキャスターが、ロボットの研究者を取材するのに同行される場面がありますよね。あれは撮ろうという目的をもって?

「意識はしていました。『弱いロボット』を取材するというので何か撮れるかもしれないと。福島(キャスター)はずっと逆の方向を目指していたんですね。強くなろう、正しくあろう、間違いはなしにしようと。いちばん彼が落ち込んでいたときだったこともあり、もしかした『弱いロボット』にヒントがあるかなぁと」

──あの場面のあるなしで映画の意味合いは変わったかもしれないですね。言いよどんだり、すらすら話せないロボットを見せられたりしながら「そこに人間らしさがある」といった説明を受け、福島さんの表情が変わる。それはワタナベくんに対する関わり方にもつながることでもある。

「それでいうと、いまのテレビには愛らしさがないですよね。あのロボットに感じるような。人間だから弱いところもあるだろうに、それは見せないようにしている」。。。

 

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